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多読の世界制覇に向けて、 ぼちっとな(ボヤッキー風で)

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間者猫

Author:間者猫
すべてはこの1册から始まりました。



多読3原則を心に留めて、
楽勝で読めそうな簡単な本から読み始めたら、本当にペーパーバックが読めるようになりました。

多読3原則とは
1.辞書は引かない
2.わからないところは飛ばす
3.つまらない本はやめる
です。

一緒に始めてみませんか?

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君は闘っているかね?~洋書と和書と映画と音楽と~
辞書は引かずに簡単な本から読むという方法(いわゆる多読)で、 ”絶対、無理”と思っていた洋書が読めるようになりました。皆さんよろしく。
【読書メモ】 アメリカ文学史―駆動する物語の時空間
”アメリカ文学史―駆動する物語の時空間 (単行本) ”

p193より
かくしてキングは断言する。ものを書くことは名声とも金もうけとも無縁である、と。文学は「読者に充足を与え、作者自身の人生にも充足をもたらす方途」であり、何よりも「幸福の探求」なのだ、と。「文章は命の水である。命の水に値段はない。飲み放題である。心ゆくまで、存分に飲めばいい。」

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【読書メモ】 アメリカ文学史―駆動する物語の時空間
”アメリカ文学史―駆動する物語の時空間 (単行本) ”

p184より
ひとはこうした世紀転換期のアメリカ文学風景を目にして、あまりの多彩さに驚きあきれるかもしれない。アメリカ文学といったら白人男性知識階級の専有物という時代は、明らかに終わった。アメリカニズムが全地球的に蔓延しあらゆる境界が危機に瀬しているグローバリズムの現在は、逆にいうならポスト・アメリカニズムの時代である。境界解体の文学ならではの主人公は、混成主体。さまざまな言語や文化が猥雑なまでに入り乱れる多元文化都市の混成主体クレオールが、いま確実に新しいアメリカ文学の世紀を紡ぎはじめている。

テーマ:読書メモ - ジャンル:本・雑誌

【読書メモ】 アメリカ文学史―駆動する物語の時空間
”アメリカ文学史―駆動する物語の時空間 (単行本) ”

p146より
20年代と30年代の対照は、いわばバブルに浮かれ騒ぐ時代と経済恐慌に喘ぐ時代の対照である。前者の場合、いくぶん夢想的で家庭的な文学でも愛されたが、後者の場合、あくまで厳しい環境を生き抜くための社会的処方箋が文学にすら求められた。

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【読書メモ】 アメリカ文学史―駆動する物語の時空間
”アメリカ文学史―駆動する物語の時空間 (単行本) ”

p140より
彼の説明によると、人間が礼儀や教養を身につけるのは18歳から30歳までの時期だが、先の大戦を経験した若者たちは従前の自然な伝統が断ち切られてしまったために、そうしたチャンスを失ったという。かくして閃いたスタインは、当初、粗暴なヘミングウェイを戒める意味で「あなたがたはみんな失われた世代なのよ」”You are all a lost generation”なる有名な言葉を残し、それが聖書の「伝道の書」の一節「ひとつの時代(世代)が過ぎ去り、新たな時代(世代)が訪れる」”One generation passeth away, and another genelation cometh”とともに『日はまた昇る』のエピグラフに引用されて、以後、文学史上では19世紀的伝統と切断したモダニスト世代として定着するようになったのである。

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【読書メモ】 アメリカ文学史―駆動する物語の時空間
”アメリカ文学史―駆動する物語の時空間 (単行本) ”

p129~p130
もともとオズの魔法使いのモデルは、「メロンパークの魔法使い」と渾名され1880年代までには蓄音機や白熱電球など様々な業績をあげていた発明王トマス・エジソンその人であり、作者ボームは世紀末アメリカを華麗に彩るエメラルドの都ならぬデパート文明に、とりわけショーウィンドー雑誌を中心にした「光と色とガラス」を称えるジャーナリズムに加担した人物だった。

”T. ヴェブレン 、有閑階級の理論(文庫) ”
”Thorstein Veblen, Theory of the Leisure Class (Penguin Classics) ”

テーマ:読書メモ - ジャンル:本・雑誌

【読書メモ】 アメリカ文学史―駆動する物語の時空間
”アメリカ文学史―駆動する物語の時空間 (単行本) ”

p112より
トウェイン本人が1923年刊行の『ヨーロッパその他』に収められた小品「リンチ合州国」において、そもそも南部の人間はリンチという見世物を楽しんでいるのではなく、そうしないと共同体の大多数の内部で仲間はずれにされるのを恐れて「楽しんでいるふりをしている」にすぎない、と告発してみせたことを思い出す。

テーマ:読書メモ - ジャンル:本・雑誌

【読書メモ】 アメリカ文学史―駆動する物語の時空間
”アメリカ文学史―駆動する物語の時空間 (単行本) ”

p111より
そもそもリンチの語源は、18世紀中葉、アメリカ独立革命時代に愛国者として活躍したヴァージニア州リンチバーグ生まれの軍人チャールズ・リンチから採られたが、この固有名詞が、自警団員たちによる刑罰一般を意味する単語として流通していったのである。

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【読書メモ】 アメリカ文学史―駆動する物語の時空間
”アメリカ文学史―駆動する物語の時空間 (単行本) ”

p108より
自由競争と適者生存は、神による選民・決定論の思想を裏付けながらも南北戦争以後の保守主義を支え、ウィリアム・サムナーやレスター・ウォードなど強力な理論家を生み出した。しかし、そうした伝統的なキリスト教的ヴィジョンやダーウィニズムをいったん受け入れつつ、南北戦争以前・以後の激動の時代をしっかりと見据え、冷徹な批判精神を失わなかった文学者としては、まさしく1873年の共著のタイトルによって「金ぴかの時代」なる新語を編み出したマーク・トウェインを挙げなくてはならない。

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【読書メモ】 アメリカ文学史―駆動する物語の時空間
”アメリカ文学史―駆動する物語の時空間 (単行本) ”

p105より
むろん伝統的なアメリカ文学史は、南北戦争以前・以後の時代を夢想にあふれたロマンティシズムから現実味あふれるリアリズムへ、さらには罪悪感あふれる人間社会を告発するナチュラリズムへ変貌を遂げていく転換期として語る。あくまで運命論的なキリスト教的な神への信仰と懐疑に引き裂かれていたアメリカン・ルネッサンスにおける文化的な「黄金時代」から、偶然論的な富の神を拝み、にわか成金が勃興し、解放された黒人に仕事を圧迫させられた白人たちが人種差別的秘密結社(K・K・K)を結成する社会的な「金ぴか時代」へ。
【読書メモ】 アメリカ文学史―駆動する物語の時空間
”アメリカ文学史―駆動する物語の時空間 (単行本) ”

p97-p98
南北戦争以前・以後でひとつ変わったことがあるとすれば、ダーウィン以前に黒人奴隷制へ向けられていた動物差別的な視線が、ダーウィン以後になってようやく人種差別的視線へ昇格したという一点に尽きる。

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